コラム

企業経営をしていく上で一番重要といっても過言ではないのが資金をいかに調達するかではないでしょうか。
特に中小企業・小規模事業者やまだまだ資金の余裕がない起業したばかりの企業や個人で起業を考えられている方にとっては、資金調達は重要です。

ですが、資金調達方法は金融機関からの借り入れがメインになっており、事業内容や事業での実績などから融資をもらえない場合も多々あり、資金調達が早急に必要な企業にとっては経営しづらい状況でもありました。
そういった状況を受け、最近できた新たな資金調達方法がITを駆使した方法であるクラウドファンディングです。
今回はクラウドファンディングについて詳しく見ていきます。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、群衆を意味する「crowd」と、資金調達を意味する「funding」を組み合わせてできた新たな資金調達の仕組みです。
その言葉通り、調達方法はインターネットを介して不特定多数の人々から資金調達する仕組みとなっております。

最大の特徴として今まで金融機関やベンチャーキャピタルなどの組織から資金調達していたのが、クラウドファンディングでは個人から融資を受けることができるので資金調達のハードルが下がることが挙げられます。

クラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングのメリットとしては、資金調達を行う側、融資をする側にどちらも障壁が低く、行いやすいといったことが挙げられます。
受ける側に関しては、上記でも述べましたが組織で厳しい審査を受けて資金調達ではなく、個人から受けることができる為、資金調達が行いやすくなることがあります。
一方融資する側も、個人が小額から行える為、今では考えられないメリットが生じていることが挙げられます。

クラウドファンディングの利用方法について

気になるクラウドファンディングの利用方法ですが、基本的には個人では難しく、クラウドファンディングを仲介している企業に掲載を申し込むところから始まります。

そこから募集している会社にもよりますが、審査を行い通過しHPに掲載する資金調達内容や見返り品などの内容の作成が完了したタイミングで融資の募集が始まります。
詳しいフローについては下記にまとめましたのでご確認ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

クラウドファンディングは働き方改革が行われ、独立し起業する方が増えていくであろう日本にとって効果的な資金調達方法であります。
しかしながら、始まったばかりで制度自体の構築が完璧ではなく、まだ整備されていない状況でもあります。

そういった中でもうまく活用していけば素晴らしい仕組みであり、多くの起業家の役に立つのではないでしょうか。

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参考

第3部　中小企業・小規模事業者が担う我が国の未来　第2節　ITを活用した資金調達