コラム

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東洋経済20190907号
特集【爆熱　観光立国　徹底解明「インバウンド」最前線】
part1 日本人も知らない商品を買う外国人観光客の欲張りな行動
part2 珍しい体験を求めて全国各地へ　外国人観光客の最新トレンド
part3 アリババvsテンセント

　
　日本に来る外国人観光客は、ここ数年右上がりで増加している。その中で昨年最も多かったのが、全体の27％を占める中国人観光客だ。
　18年に日本を訪れた中国人観光客は、前年比13.9％増の838万人。同5.6％増の753万人にとどまった韓国人客数と差が開いた。さらに、日韓関係の悪化が影響し、今年7月は韓国人客数56万人に対して中国人客数105万人と、倍の差がついた。
　この背景には、政府によるビザの発給要件の緩和がある。加えて、中国地方都市から日本へのLCCなどの航空便が増えていることも大きい。
　中国人観光客は東京や大阪などの大都市圏にとどまらず、今や富山や鳥取、青森など地方にも足を運ぶ。こういった中国人観光客の増加を受け、中国IT大手のアリババグループは地方への食い込みを狙った動きを強化する。
　買い物が好きなだけでなく、ここ数年の中国人観光客は体験型消費にも積極的にお金を落とすようになっている。最近の人気は美容院だ。また、医療の現場にも人気は広がっている。
ますます進化するインバウンドビジネス。日本企業や地方自治体は多様化する外国人観光客の需要とどう向き合っていくべきか。
　　是非本紙特集をご一読していただければと思います。

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