コラム

誰でもわかる株式会社と一般社団法人の違い

2019.04.12

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会社形態は様々あり、一番知られているところで言うと株式会社という形態があります。
今回は株式会社と近年増えてきている一般社団法人との比較を詳しく見ていきたいと思います。

株式会社とは

一般社団法人等とは

株式会社のメリット

株式会社のデメリット

一般社団法人のメリット

一般社団法人のデメリット

株式会社と一般社団法人の違い

まとめ

株式会社とは

株式を発行して、発行した株式から資金を調達し、その資金で事業を行なう会社形態のことです。
株を購入した投資家に利益を配当していきます。

有限会社や合同会社との大きな違いとして株式が、発行できるか否かというところがあります。

一般社団法人とは

一般社団法人とは、「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成18年法律第48号)」に基づいて設立された社団法人のことをいいます。

一般社団法人は、ほかの会社形態とは違い設立の審査や許可などがなくだれでも作成することができます。

株式会社のメリット

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株式会社のメリットは大きく分けて3つあります。

①信頼性が高まる

②有限責任にできる

③節税効果が高くなる

①信頼性が高まる

信頼性の観点から法人でないと取引不可の企業もあるくらい、法人化は信頼性の面がかなり高いです。

合同会社や有限会社などの会社形態と比べてもやはり株式会社が一番信頼性が高いです。
これは取引先との問題だけではなく、人を雇う際にも株式会社であるほうが信頼性の面から人を集めやすいといったメリットもあります。

②有限責任にできる

個人事業主の場合は、経営が悪化した時に取引先への未払い金や借入金、滞納している税金等は個人の負債となりますが、株式会社にすることで出資金の範囲内での責任になります。

③節税効果が高くなる

個人事業主やフリーランスと比べ、経費として認められる項目が増え節税の効果が高くなります。
ただ法人になると税金関係が複雑化する為、税理士を依頼する形になることが多いと思います。

株式会社のデメリット

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株式会社のデメリットは大きく分けて2つあります。

①初期費用が高い

②決算報告しないといけない

①初期費用が高い

株式会社の設立時は、定款などすべて合わせて最低でも20万円以上はかかります。
他の会社形態の中では最も初期費用が掛かります。

 

②決算報告しないといけない

1年間の事業年度を終えて決算を行った結果をまとめた書類である、決算報告書を必ず作成しなければなりません。

当然作成に手間がかかります。

一般社団法人のメリット

メリットは大きく分けて3つあります。

①誰でも設立できる

②社員2名から設立できる

③税金が優遇される

誰でも設立できる

社団法人は法務局への登記手続きのみで設立できます。
以前までは厳しいチェックがりましたが、今は誰でも設立でき時間もかかりません。

社員2名から設立できる

社員数が2名以上いれば設立することができます。
同じような形態のNPO法人では、10人以上必要の為、比べてみても一般社団法人の設立しやすさは高いです。

税金が優遇される

一般社団法人の場合税金が優遇される場合があります。
一般社団法人の中でも非営利型法人の場合、収益以外は課税の対象にはならないです。

一般社団法人のデメリット

デメリットは大きく分けて2つあります。

①信用がほかの会社形態に比べ弱い

②上場ができない

①信用がほかの会社形態に比べ弱い

他の会社形態に比べ、信用度が低いです。
やはり一般社団法人という名前上ビジネスの面では信頼を得にくいです。

②上場ができない

一般社団法人は会社規模がいくら大きくなっても上場できません。
上場することで資金調達がしやすくなるのですが、その恩恵にはあやかることができません。

株式会社と一般社団法人の違い

株式会社と一般社団法人を比較した場合2つの大きな違いがあります。

①「営利」「非営利」の違い

②設立時の初期費用

①「営利」「非営利」の違い

大きな違いとして、株式会社は営利活動を行うのに対し、一般社団法人は非営利活動を行う点です。非営利とは利益を出してはいけないという意味ではなく、利益の分配をしないという意味を表します。

②設立時の初期費用

設立時の初期費用が大幅に違います。

登記の方法などにもよりますが10万円以上初期費用が一般社団法人のほうが安くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

同じように見える会社形態でも、メリットやデメリットまたは特徴など詳しく見てみると違いが多いことがわかります。

会社を設立する際は、メリットやデメリットをしっかり理解し、設立準備を行うことが大切になってきます。

この記事を参考に会社設立準備に取り組んでいただければ幸いです。

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