コラム

2018年 会員アンケート結果~シェアオフィス・バーチャルオフィスで銀行口座が開設できるかについて~

2018.12.29

2018年10月シェアオフィス・バーチャルオフィスプラン会員を対象に、金融機関利用実態調査を行いました。

調査の結果、ほとんどのお客様が口座開設に成功していることがわかりました。

しかしながら、ネット情報等で「バーチャルオフィスでは銀行口座が開設できない」といった噂があるのは事実です。

確かに犯罪収益移転防止法等で本人確認が厳しくなり、マネーロンダリングを防ぐために金融機関の審査も厳しくなっております。

ですが決して「バーチャルオフィスだから口座開設ができない。」という訳ではなく、口座を開設する際に、
「事前準備をしたかどうか」がポイントだとbizcubeでは考えております。

bizcubeの会員様はどのようにして口座開設に成功されたのか、アンケートを通じて貴重なご意見をいただきましたので皆様に共有したいと思います。

口座開設について

①法人口座とは

金融機関の口座名義が個人名ではなく会社名になっている口座になります。

一般的に代表者名でも作成できるのですが、取引先の信頼獲得の目的で会社名義の口座開設が必要になってきます。

②開設に必要なもの

・登記簿謄本(登記事項証明書)

・会社の定款

・会社印

・代表取締役の印鑑証明書

・代表取締役の実印

・代表取締役の身分証明書

口座を開設する金融機関にもよりますが、上記の書類が必要な場合が多いです。

それを踏まえて次の章では実際に口座開設成功にあたって、準備した書類や気を付けたことについて記載していきます。

会員様の例

今回のアンケート結果から一番多かった回答として、特に特別な準備はされていないという回答が多かったです。

ですが回答の中には当然ながら前の章で触れた印鑑や登記簿謄本などの必須書類の用意をされている方も多くいました。

この章では登記簿謄本や印鑑など以外に用意されたものを3つにまとめて下記で紹介いたします。

①会社のHP

HPを用意されたという回答も多かったです。

これに関しては、WEB化が進んでいる影響もあり、HPがあることが当たり前となり、重要な審査材料になる可能性が高いです。

さらにHP内にご代表の経歴や会社情報、過去の実績または取引先などの記載があることが多く、HP1つで確認したい情報をまとめて見ることができるためHPは事前に準備されることをおすすめします。

②事業計画書

HPと重複する部分があるのですが、事業計画書を作成されたという回答も多かったです。

やはり設立したばかりの法人の場合は、事業内容を詳細まで記載した計画書を提出することで、事業内容を説明する際により明確に伝わり信頼性が増す可能性があります。

③士業への依頼

回答の中には、事前に税理士や会計士に必要書類のサポートをしてもらい、提出する方もいらっしゃることがわかりました。

これに関しては、コストはかかりますがより確実な手段だと言えます。

まとめ

今回のアンケートでは、シェアオフィス・バーチャルオフィスでの口座開設について会員様の経験談から学ぶことができました。

世間的にはシェアオフィス・バーチャルオフィスは口座の開設が難しいと言われております。

ですが、今回のアンケートのように事前の準備を行うことで口座開設が成功する可能性が高いことがわかりました。

アンケートの傾向からHPや事業計画書など会社の信頼性を高める事前準備をされている方が多いようでした。

bizcubeでは、今回のようになかなか人には聞きにくい内容の起業ノウハウが多数あります。

起業やご移転に関して不安を感じていらっしゃる方は、ぜひ一度bizcubeにお問合せください。

その他のアンケート結果はこちら

 

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