コラム
プライバシー重視の完全個室の会議室
2015.12.11
近年、個人情報保護法による個人のプライバシー重視という機運からはじまり、情報セキュリティや企業コンプライアンスが重視されるといった傾向が社会的にも認知されつつあるようです。
さて、世の中にあるレンタルオフィスやシェアオフィス、バーチャルオフィスは、そんな社会の流れを意識した施設になっているでしょうか?
打合せスペースについて
レンタルオフィスやシェアオフィスには、ほとんどの施設で打合せ用のスペースが用意されています。しかし、そのスペースは様々で、内覧してみてびっくりされることも多いでしょう。
大きく分けると以下の4つに分類できると思います。
広いスペースに机と椅子が沢山設置され自由に使えるようなスペースになっています。
色々な人(会員やお客様)が打合せしているので、カフェと変わらない感覚で、好きなように使えるというメリットはありますが、重要な商談はできませんし、打合せ相手(お客様)がどう思われるか、という心配もあります。
また、荷物や資料などを気にしている必要もあるので、よほど人がいない施設でないかぎり、安心して利用できないのではないでしょうか。
ローパーテーションで机や応接セットが仕切られているスペースです。
一応、仕切りがあるので周りの目線は気になりませんが、ローパーテーションですと、立ち上がったり、入り口から中は丸見えですし、もちろん声は筒抜けですので、重要な会議はできないでしょう。
また、机や椅子も簡易的なものを使用している施設が多いようです。
一見、会議室や打合せ室として、きちんと仕切られているようにみえますが、天井と床に突っ張って立てているような簡易パーテーションでは、隣の会議室の声はかなり聞こえます。
また、簡易パーテーションではなくても、換気用や空調用、消防対策に上部が空いていたる場合もあります。
こういったケースでは、声が丸聞こえという面では、ローパーテーションとあまり変わりがないのが実態です。
きちんとした壁が天井から床まであれば、隣の会議室の声はほとんど聞こえなくなります。
しかし、個室風会議室タイプとの違いは実際に内覧してみないとわからないものですし、利用者がいない時間帯だと分からない場合もあります。
どうして完全個室の会議室を用意していないことが多いのでしょうか?
そもそも完全個室とは?
レンタルオフィスやシェアオフィスは、大きなフロアを1人部屋~複数人数部屋まで壁で仕切って作っていくのですが、部屋を「完全個室」にすることは、思ったより簡単ではありません。
もちろん、経費がかかるというのが一番の問題ですが、それ以外にも消防設備や空調の導入、新鮮な空気を取り入れる換気など、様々な問題があります。
そのため、会議室だけではなく、専用個室を貸し出すレンタルオフィスにおいてさえも、「プライバシーやセキュリティは確保されているだろう」という考えから大きくかけ離れて、壁の上部が開いている「個室」や「壁が簡易パーテーション」という場合があるのが実態です。
レンタルオフィスの専用個室も、会議用の会議室も、全て「完全個室」でご用意しています。会議室も用途によって7種類のお部屋をご用意しておりますので、重要な会議やコンサルティング・カウンセリングなど、様々な用途でご利用いただくことが可能です。
是非、一度内覧していただき、他の施設と比較してみてください。